AIのニュースを最近よく目にします。
NFTやメタバースと同じで、一過性のバブルのような気はしつつも気になっている今日この頃。
「AIライティングで記事の執筆を自動化」みたいな話も聞くのですが実態はどうなのでしょうか。
Googleを喰うかもしれません…
AIの発展は日進月歩。
毎日、新しくできることが増え、その注目度は加速度的に高まりを見せています。
今回は楽して稼ぎたい全てのブロガーが気になるAIライティングを主軸に、私たちブロガーがAIとどのように関わっていくべきなのか、深掘りしていきます。
前提:AIライティングの質は高い
- まだSEOでは使えない
- 使い方を絞れば使える
AIライティングについての意見は賛否両論、そして玉石混合です。
ここでは前提条件として、管理人の見解を簡単に示します。
AIはknowクエリが得意
knowクエリのコンテンツは、AIライティングによって十分に代替可能です。
しかし、一方で人に行動を促すDoクエリやBuyクエリなど、読者の真理に訴えかけるライティングではまだ人間に勝機があると感じてます。
また、Goクエリ、つまりブランドや個人のコンテンツに直接アクセスする指名検索に関しては、AIライティングが侵食する余地は「現時点」ではないと考えています。
参考:検索者のニーズを見定めろ!クエリの「4種類」の分類を解説(執筆予定)
AIライティングの使いどころ
AIライティングはそれ単体で使うのではなく、他のツールと組み合わせて使うのが現在の最適解です。
最初から最後まで文章をAIに丸投げ、と言うわけにはやはりいきません。
管理人は記事の構成やキーワードの潜在ニーズ、再検索キーワードの取得などに活用しています。
AIライティングについては、またそのうち記事を書こうと思います。
課題:AIコンテンツの普及→直接AIに聞けば良くない?
まずはこちらのツイートをご覧ください。
このツイートでは、「Googleで検索→コンテンツを精査」から「AIに質問→AIが回答」と検索行動パターンが変化する可能性が示唆されています。
Googleのビジネスモデルは広告収益
Googleの商品は、読者のニーズを満たすコンテンツを提示する検索結果。
そのため、度重なるコアアルゴリズムアップデートを通して、コンテンツの評価基準を試行錯誤してきました。
しかし、AIコンテンツが普及し、検索上位を占めるコンテンツがAIの制作したものばかりになると、Googleで検索する人も次第に直接AIに聞けば良いと検索行動が変容する可能性が考えられます。
これは、検索画面に表示されるリスティング広告や、コンテンツ内に配信されるクリック型広告が、これまでの主な収益源であったGoogleのビジネスモデルを揺るがしかねない大問題です。
AIコンテンツが代替する領域
knowクエリのコンテンツは、既にAIに取って代わられつつあると感じてます。
実際、管理人も記事を書く際に、リード文や「〇〇とは」といったh2見出しの内容がうまく書けないときは、AIライティングで出力した文章を叩き台にして書くこともしばしば。
Googleは立場上、AIコンテンツに対して否定的な立場をとりつつ、自社でも開発を進めています。
参考:An important next step on our AI journey
結論:これからのコンテンツ制作に求められること
- 指名検索の強化
- テキスト以外の一次情報
指名検索の強化
指名検索とは、ブランド名や個人名を名指しする検索行動です。
これは、不特定多数の検索ニーズを満たすコンテンツではなく、知名度や肩書きがある人間の発信する情報として、読者に選ばれていることを意味します。
「ここの情報を読みたい!」と読者をファン化しておくことが、今後のSEOで生き残るための最重要戦略です。
参考書籍:ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために
ブログ解体新書もブログに関する情報を発信する媒体として認知されることが、生き残る道…
テキスト以外の一次情報
テキスト情報はAIによって機械学習され、同程度の情報量を持つ文章として出力される得る媒体です。
つまり、これはコンテンツ作成者はAIに無償で供物を捧げるだけの存在に堕ちることを意味します。
しかし、我々はこの流れに逆らわなければいけません。
そのために現在有効だと管理人が考えているのは、写真や属人性のあるコンテンツなど。
AIによって出力されるのが「不自然」なものを意図的に取り入れることを意識しています。
オリジナル画像、マジで大事